Sofia に関する FAQ


Sofia とは何ですか?  

Sofiaは、Suvodaプラットフォーム上でご利用いただける対話型 AI アシスタントです。直感的なチャットインターフェイスを通じて、ユーザーが臨床試験データにより迅速かつ的確にアクセスできるよう支援します。   


Sofia
はどのように使うことができますか?

チャット画面を開いてSofia に質問をするだけで、Sofiaが次のいずれかの方法で回答します。   

  1.  よくある質問とその答え方のルールがセットになったデータベースをもとに回答します。この時、単に決まった質問に、決まった答えを返すのではなく、質問の本意を理解し、どのように答えるべきかという指示に従って対応するため、質問のニュアンスが多少異なっていても、一貫性のある正確な回答を行うことができます。また、この仕組みにより、新しい質問や対応ルールも同じ構造の中に安全に追加できるため、Sofiaは時間とともに賢く成長していくことが可能です。 
  2.  Suvoda IRTのユーザーマニュアル等の関連資料から適切な情報を抜粋して回答します。

 

Sofiaにはどのような特長がありますか

信頼性  

Suvodaは、Sofiaが誤った情報を返さず、一貫性のある応答を実現できるよう、適切なデータ検証プロセスに重点的な投資を行なっています。   

学習可能性  

Sofiaは、Suvodaがあらかじめ定義した質問にのみ回答します。各質問への回答方法は、Suvodaがあらかじめ定義したルールに基づいて構成されており、知識の拡充や更新はSuvodaが責任を持って管理・実施します。そして、Suvodaのソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)に準じて、Sofiaを他の機能と同様にテスト対象として扱うことができます。 

セキュリティとデータプライバシー 

Sofiaは、IRT で定義したユーザーのロールと権限に基づき、IRTアプリケーションがユーザーに許可するのと同じ範囲のデータにアクセスし、回答を行います。また、Sofiaが利用する大規模言語モデル(LLM)エージェントは、ユーザーの質問に答えるために必要なアプリケーションデータのみにアクセスし、そのデータをSuvodaが保持することはありません。このZero-Dayリテンションポリシーにより、データが他のユーザーも利用可能なパブリックモデルの学習に使用することはありません。  

 

Sofia の信頼性はどのように確保されていますか?  

Sofiaが回答するすべての質問は、Suvodaのソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)プロセスに基づいて検証されています。このプロセスでは、正常系テスト(想定した正しい入力や操作に対して期待どおりに動作するかを確認するテスト)と異常系テスト(想定外の入力や操作に対して適切に制御されるかを確認するテスト)の両方が含まれています。また、質問への回答を検証するために、複数のテストデータを使用して、回答が正確かつ一貫性があるかを確認するローレベルテストと呼ばれるテストを、異なるテストデータを使用して2つの環境で実施することにより、回答の信頼性をさらに確認します。   

 Sofiaが回答を生成するまでの大まかな流れは、以下のとおりです: 

  1. ユーザーが質問を入力する
  2. 必要に応じて、Sofiaが追加情報を求める
  3. 質問が、よくある質問とその答え方のルールがセットになったデータベースに照合される
  4. あらかじめ定められた手順に沿って回答が生成される
  5. 生成された内容が、手順どおりであり正しい情報に基づいていることが検証される
  6. ユーザーに回答が提示される

人と人との会話でもそうであるように、Sofiaが質問の意図を正しく理解できず、求められた内容にうまくたどり着けないことがあります。意図が適切に伝わらなかった場合は、補足情報を加えて、あらためて質問を伝えることができます。提示された回答が、意図した内容に沿っているかどうかを最終的に判断するのはユーザーです。ただし、Sofiaが事実と異なる情報を作り出すことはありません。  

 

誰がSofiaを利用できますか?  

Sofiaへのアクセスは、Suvoda プラットフォームで定義したユーザーのロールと権限設定に基づき管理されます。   

 

Sofiaは現在、人が行っている作業をどのように置き換えますか?  

Sofia は、専門知識を持つ担当者に代わるものではなく、業務遂行を支援することを目的とした AI アシスタントです。日常業務に必要なデータへ、より効率的にアクセスできるようサポートします。  

たとえば、従来はユーザーが求めている情報に辿り着くまでに複数回のクリックが必要だったものも、Sofiaであれば対象画面への直接リンクを提示することができます。また、50 ページにも及ぶ参考文書をユーザーが調べる代わりに、Sofiaが質問に対する回答が記載されたマニュアルの該当箇所を表示し、速やかに回答します。さらに、レポートデータの絞り込みや集約といった複雑な作業も、1 つの質問で完結できるようになります  

 

Sofiaとのチャット内容が他のユーザーも利用可能なパブリックAIモデルの学習に使用されることはありますか? 

 ありません。Suvoda は、大規模言語モデル(LLM) の外部でユーザーとのチャット履歴を記録していますが、使用している LLM エージェントは「 Zero-Dayリテンションポリシー 」に基づき、ユーザーの質問に対応するために必要な最小限の時間のみデータを保持し、その後は保持しません。   

 

誰がユーザーのチャット履歴にアクセスできますか?  

ユーザーとSofiaのチャット履歴にアクセスできるのは、Suvodaの管理者権限を持ったユーザーに限られます。各ユーザーが閲覧できるのは、ご自身がSofiaと行ったチャット履歴のみとなります。   

 

Sofiaは英語以外の言語にも対応していますか?  

はい。Sofiaは、質問の言語に応じて、同じ言語で回答することができます。   

 

Sofiaが回答できるのはどのような質問ですか? 

Sofiaは、25種類を超えるトピックに対して100件以上の質問に回答できます。今後も質問や指示を継続的に追加することで、より多くの知識を蓄積していく予定です。  

回答できる質問の例:  

「治験薬ユニット番号1345のステータスはどうなっていますか?  

「治験実施施設101の在庫状況はどうなっていますか?このデータの棒グラフを作成できますか?  

「どのような種類の投与ステータスがあり、それぞれ何を意味していますか? 」  

 なお、Sofia が回答できるのは、ユーザー自身がアクセス権を持つ臨床試験データに限られます。たとえば、スポーツなどに関する質問には対応していません。   

 

Sofiaはユーザーの代わりに操作を実行することはできますか?  

いいえ。現在、Sofia の機能は、データの取得、対象画面を表示するナビゲーションリンクの提示(該当する場合)、データ可視化のサポート、およびユーザーマニュアルなどの参考資料の検索に限られるため、、ユーザーの代わりに何らかの操作を実行することはできません。   

 

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